各種センサーのご紹介

 

 

弊社では、20種類を超えるセンサーユニットの開発を行いました。その中でケースに収納を行ったセンサーの詳細仕様です。

イニシャルコストを抑える為、3Dプリンタを用いたABSで作成したケースに収納されています。その為、一般射出成型品より見栄えが悪い点をご容赦下さい。

テキスト ボックス: センサーの種類

 

弊社では、20種類を超えるセンサーユニットの開発を行いました。その中でケースに収納を行ったセンサー仕様です。

センサーの接続台数は、消費電流(USBアダプター使用時は、USBアダプターの消費電流も含み)合計が500A以内である必要が有ります。

また、通信速度で、Hi-Speedタイプとstandardは、混在接続ができません。USBアダプターを2台接続しHi-Speed系とstandard系に分ける必要が

有ります。

 

センサー 一覧

NO.

 ユニット名

消費電流(mA

通信速度

データロガー対応

備 考

1

電流電圧

30

Hi-Speed

 

2

高感度気温・湿度・気圧

30

Hi-Speed

 

3

加速度・ジャイロ

32

Hi-Speed

 

4

照度

30

Hi-Speed

 

5

カラー

31

Hi-Speed

 

6

放射温度

30

standard

 

7

Co2,Voc

95

standard

 

8

Co2,Voc(温度補償型)

95

standard

 

9

K型熱電対

30

standard

 

10

DIOモジュール

120

Hi-Speed

 

11

超高感度加速度

22

Hi-Speed

 

12

サーモグラフィ

36

Hi-Speed

 

13

USBアダプター

110

Hi-Speed

 

14

 

 

 

 

 

15

 

 

 

 

 

 

テキスト ボックス: センサーの共通仕様(接続ケーブル)

 

センサーとセンサー間、センサーとUSBアダプター等の接続には、一般市販のLANケーブルを用います。

これは、安価にワイヤリングを可能する為に、市販のLANケーブルを使用する方式としました。LANケーブルはノイズに強いツイストペアの構造であり

また、高周波インピーダンスも100Ωと低い為、更にノイズ除去に優れています。

テキスト ボックス: 接続ケーブルは、ストレート型の市販のLANケーブルを使用します。 CAT5,5e等のカテゴリーは問いませんが線経0.5mm×4Pをご使用下さい。 しかし、ご使用の環境でノイズが多い環境の場合、LANケーブルにシールドが施された STP型のケーブルをご使用下さい。 また、ケーブルを自作される場合、必ず8芯全てをツイストペアの組み合わせ通りに作成して下さい。 ケーブルは、LANケーブルですが、通信の規格や電圧レベル等が異なりますので、LAN用のHUBには絶対接続しないで下さい。 更に、ノンシールドのUTP型、シールド付きのSTP型、屋外敷設用と種類も豊富な点も、本システムでLANケーブルを採用した理由です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センサーのコネクタ部には2個のLEDが実装されています。電源が供給されると、2個のLED両方が点灯します。

センサーと通信が行われると、その瞬間LEDが消灯しますが、通常は消灯が確認できない程、高速で通信が行われます。

 

LANケーブルは、0.5mm(24AWG)×4Pの一般的な太さのケーブルをご使用下さい。許容電流は約2Aです。これ以外の直径3.8mm極細LANケーブル0.25mmAWG30)×4Pの物は、許容電流が約0.3Aと少ない、また、フラットの薄型LANケーブルも心線の太さが細い為、許容電流が不足し、発熱や発火の恐れが有りますので、必ず0.5mm24AWG)×4Pの一般的な太さのLANケーブルをご使用下さい。

テキスト ボックス: センサーの共通仕様(配線方法)

 

センサーとセンサー間、センサーとUSBアダプター等の接続は、マルチドロップ接続(芋づる式)です。

使用するセンサーの通信速度がHi-Speed型とstandard型の両方有る場合は、Hi-SpeedUSBアダプター、standardUSBアダプターと2系統

用いる必要が有ります。(※しかし、Hi-Speed型センサーをstandardの速度で接続する場合を除く)

一台のUSBアダプターには、最大8台迄接続が可能(一部制限有り)で2個のLANケーブル用のコネクタが有ります。各々ケーブルの総延長は20

まで接続可能です。例えば4分岐スプリッターを使用し5mLANケーブル4本でセンサーを接続した場合、5m×4本=総延長20mとなります。

つまり、センサーを接続するLANケーブルの総和が20m以内と言う事です。

 

 

USBアダプターには、2個のコネクタが実装されていますので、右側のコネクタで20m、左側のコネクタ20m、センサーの総数は8台と成ります。

左右独立して信号をドライブする回路があり、各々20mと成っています。20mの距離制限は、LANケーブルの線間の静電容量の関係で発生しています。

 

また、センサーの電源、USBアダプターの電源は、パソコンの電源をUSB2.0端子から供給を受けています。USB2.0の規格では、5V/500A2.5W

が最大供給電力とされています。

この為、USBアダプター内に500A以上の電力供給を受けない様に、保護回路が内蔵しています。

パソコンのUSBからの供給能力が500Aとし、USBアダプターで110Aが消費され、残りの390Aが各センサーで利用できる電力です。

DIOモジュール、Co2,VoCセンサー以外は、平均32Aで、12台接続可能と成りますが、これらの混在も考慮して8台としています。

DIOモジュールでは、入出力を確認する為のLEDが実装され、消費電流が大きく成ります。この為、台数制限が発生します。

テキスト ボックス: センサーの共通仕様(接続)

 

センサーの種類によって、Hi-Speed型とstandard型に分かれます、standard型センサーは、Hi-Speed型センサーと共存できず、USBアダプターを別

に準備して、Hi-Speed系とstandard系と分離して接続する必要が有ります。

これは、センサー自体の応答速度がパソコン等からの高速なデータ要求に追従できない場合が発生する為です、また、高速なデータ要求に対してセンサーの

データ更新が間に合わず、同じデータを繰り返して返す等が発生する為です。(Hi-Speed型でも、内部フィルタの設定等により、同一データの繰り返しが

発生します)

 

Hi-Speed型でのデータ収集は最大200μS/Dataですので、1秒間に5,000データ、1分間で30万データと膨大でデータ収集後にExcelで解析するには

1分間のデータだけでも非現実的なデータ量と成ります。

standard型でのデータ収集は最大8S/Dataで、1秒間に125データ、1分間で7,500データ、1時間で45万データです。

その為、現実的に、どの程度のサンプリング周期でデータを必要とするのか?を検討後にHi-Speedstandardを分離して接続するかstandardのみにするか

の接続方法を決定して下さい。

テキスト ボックス: センサーの共通仕様(アドレス)

 

センサーには、センサーを識別する為の個別のIDが有ります。その為、同一センサーを同一センサーネットワーク上で使用する場合は、アドレスが重複

してしまいます。

この重複を避ける為、センサー内に任意にアドレスを変更する回路が実装されています。アドレスは110パターンの中から任意に選択可能です。

 

データーロガー等で使用する場合、8点、16点、24点等の数多い電圧入力等が考えられます。現在提供している電圧のセンサーは、1台で1点入力なので

24点を測定したい場合、24台の電流・電圧センサーが必要となり、24種類のアドレス(ID)が必要となり、重複は許されません。

この為、ご注文時に、お持ちのセンサーのアドレスと重複しないアドレスをご指定頂く事で、任意のアドレスに変更が可能です。

 

 

図は、5個のセンサーを接続した場合の構成例です。5個のセンサーは、全て異なるアドレス(ID)が必要と成ります。

 

テキスト ボックス: センサーの共通仕様(保護回路等)

 

センサー内部には、センサーに過電圧が印加された、LANケーブルにノイズが畳乗した場合を想定し、充実した保護回路が設けられています。

※保護回路は、センサーネットワークを不慮な原因での障害を保護する為で、センサー自体を保護する回路では有りません、特に外部接続するセンサーでは

最大定格内でご使用下さい。

 

1. LCフィルタ

 LANケーブルの接続コネクタ部には、過度なノイズ信号を除去する為の10Mhz300Ω以上・100Mhz1kΩ以上のインピーダンス特性を持つ

 LCフィルタ回路が実装され、センサー回路内部にノイズの侵入を阻止しています。

2.過電圧・静電気阻止

 ESDや過電圧保護の為、6V以上電圧が印加された場合ブレークダウンし、回路を保護する回路を実装しています。

この回路は、LANケーブル側からの印加、センサー側からの印加を防止する為に2重の保護回路を実装しています。

3.アイソレーションによる電位の分離

 外部との接続が必要な熱電対センサーや、電流、電圧センサー等では、GNDラインに電位差が有ると、このGNDラインに電流が流れ正確な測定が

 できません。完全にGNDラインを独立させる為に、25kV/μSの特性を持つ、電源及び各信号を完全に独立したアイソレーション回路を実装しています。

 このアイソレーション回路は、全てのセンサーの内部回路に実装されています。

 DIOモジュールでは、アイソレーション後に、更にフォトカプラでアイソレーションを行っています。

4.アドレス変換回路

 同一センサーの複数接続を可能とする為、センサーユニットのアドレスを任意に変更可能な、アドレス変換回路を実装しています。

 この実現により、100種類以上のアドレス(ID)の設定が可能となりました。

5.モニタLED

 モニタ用LED(加速度センサを除く)は、アイソレーション後のセンサーデバイスに直接供給されている電気信号にて点灯させています。

これにより、完全に分離されたアイソレーション前(LANケーブル側)の故障なのか?アイソレーション後(センサーデバイス側)なのかの切り分けが容易

に成ります。

 

テキスト ボックス: USBアダプター(保護回路等)

 

USBアダプター内部にも、各種保護回路やネットワークを安定して通信を行う為の回路が組み込まれています。

 

1. LCフィルタ

 センサーユニット同様に、LANケーブルの接続コネクタ部には、過度なノイズ信号を除去する為の10Mhz300Ω以上・100Mhz1kΩ以上の

インピーダンス特性を持つLCフィルタ回路が実装され、センサー回路内部にノイズの侵入を阻止しています。

2. コモンモードフィルタ

 パソコンから供給された電源は、DC/DCコンバーターでアイソレーションされ、LANケーブルを介してセンサーユニットに供給されます。

この供給する電源の安定化を増す為、出力側にコモンモードフィルタを実装し、安定した電源供給を行っています、

3.過電圧・静電気阻止

 センサーユニットに接続する為のLANケーブルの出力側にSDや過電圧保護の為、6V以上電圧が印加された場合ブレークダウンし、回路を保護する回路を

実装しています。これにより、センサーユニット側、USBアダプター側の両方で保護回路が動作します。

4.アイソレーションによる電位の分離

 センサーユニットに供給する電源は、パソコンのUSB経由で受電後、DC/DCコンバーターでアイソレーションしフィルタを経由して供給されます

同様に信号ラインも、パソコンのUSB信号を変換後に、アイソレーションされてフィルタを経由してセンサーユニットへと接続されます。

この為、接続しているLANケーブルにノイズが印加されたとしても、アイソレーション回路で分離されている為、USB経由でノイズ等がパソコンに逆流

する事は有りません。

5.過電流供給保護

 USB2.0の規格である5V/500A以内の電流供給とする為、これを超える電流が流れた場合、電流によって抵抗値が変化するポリレジスタが実装され

過電流時には、自動的に過電流を阻止します。

ポリレジスタの特徴である自己復帰機能で、過電流が収束すると、自己復帰して通常利用が可能です。

6.モニタLED

 モニタ用LEDは、アイソレーション後の信号で点灯させています。

これにより、分離されたアイソレーション前(USBケーブル側)の故障なのか?アイソレーション後(LANケーブル側)なのかの切り分けが容易

に成ります。

 

 

 

各センサーの個別仕様のご紹介

 

 

センサーユニットの個別仕様を、ご紹介します。

 

テキスト ボックス: 1.電流・電圧センサーユニット

 

 

測定・計測では絶対外せない、電流・電圧センサーユニットです。市販の各種センサーのアナログ出力を受けてデータ収集を実施可能他、直接電圧測定

が可能です。1台のセンサーユニットで電圧と電流の両方が測定可能です。

測定精度を維持する為、入力部には過電圧・過電流保護回路は実装されていません。必ず定格内で有る事を確認して接続して下さい。

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 電圧測定 DC 0~36V    分解能1.25mV 誤差 0.2% 電流測定 DC -15~+15A  分解能1.25mA 誤差 0.2% 電圧入力インピーダンス 約 830KΩ 電流測定シャント 0.002Ω(内蔵) フィルタリング 140μS~8.244mS 消費電流 30mA 通信速度 Hi-Speed/ standard
テキスト ボックス:
テキスト ボックス: 端子の割り当て

 

DC入力ですので。AC計測はできません。AC測定時は、信号変換器等でDC変換を行ってご使用下さい。

                                                               センサー選択に戻る

テキスト ボックス: 2. 高感度気温・湿度・気圧センサーユニット

 

 

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 気圧 300~1100hPa 絶対精度±0.6hPa 分解能.0018hPa  気温 -40℃~85℃  絶対精度±0.5℃ 分解能0.01℃ 湿度 0~100%RH  絶対精度±3%RH 分解能0.008RH 気圧温度ドリフト ±0.013hPa/℃(±10.9cm/℃)  フィルタリング IIRフィルタ 消費電流 30mA 通信速度 Hi-Speed/standard 気温・湿度の測定は一般的ですが、このセンサーの最大の特徴は気圧測定の分解能に有ります。利用時の気圧に関係しますが、最小で1.6cm(理論値)

高さの違いが気圧の変化より読み取る事ができます。

テキスト ボックス:
テキスト ボックス:
テキスト ボックス: 通気孔部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このセンサーで気圧を用いて高さを計測する場合、気圧が常に一定していない点と、気温で空気密度が変化して、気圧が変化する点、センサーが1℃の

温度の違いで±0.013Pa変化する点を考慮すると、基準点にセンサーを設置し、移動先にセンサーを設置しその差分の気圧から高さを求める方法が

一番誤差の少ない測定方法と成ります。

※絶対精度:センサー固有の精度で全く同じ場所に設置しても、例えば湿度で一方は50%、他方は53%を示す事が有ります。気圧も同様に±0.6hPa

 違いが有りますので、同じ場所に置いても両者には違いが発生しますが、この違いを考慮して高さ測定等を行う必要が有ります。

                                                               センサー選択に戻る

 

テキスト ボックス: 3. 加速度・ジャイロセンサーユニット

 

 

このセンサーは、加速度のX,Y,Z軸方向とジャイロのX,Y,Z軸方向の動きを検出する6軸センサーです。このセンサーには、形状の関係でLED表示部は無く

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 加速度 ± 2G/4G/8G/16G 分解能:16Bit ジャイロ ± 250/500/1000/2000 °/S 分解能:16Bit バンド幅 加速度:5~1.1KHz ジャイロ:5~8KHz ノイズレート 加速度:300μG/√Hzジャイロ0.01°/√Hz 温度精度 加速度:±0.026%/℃ 温度ドリフト 加速度:±1.5mG/℃ 消費電流 32mA 通信速度 Hi-Speed/ standard 50Cmのケーブルが引き出されています。

テキスト ボックス:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加速度やジャイロセンサーでは、ノイズ電圧密度と呼ばれるセンサー自身が発生するノイズが有ります。その為、分解能が16Bitで有っても数Bit

自己発生ノイズの為、加速度やジャイロの微小な変化はノイズに埋もれてしまい測定できないので注意が必要です。

説明にある「G」とは加速度の単位で、SI単位系で言う9.80665/S2の事です。

加速度とジャイロを混同している方が多いので、その違いを説明します。加速度は、単位時間内の速度の変化量です。1秒後に停止状態から9.8m移動

した加速度は、1G9.8/S2)です。9.8m進んだ後に、その速度を維持した場合の加速度は0です。その速度から1秒後に停止した場合はー1G

成ります。

ジャイロは、回転角度の事です。フィギアスケートの羽生結弦選手が4回転ルッツを飛んだ時の時間は、0.781秒と言う事です。360°×4=1,440°の

回転に成ります。1,440°/0.781Sec=1843°/Sの回転量と言う事に成ります。同じ時間に三回転のジャンプの場合は、回転量は少なく成ります。

つまり、1秒間にどの位回転したかを測定するのがジャイロです。加速度を測定する場合でも、移動には多少でも回転方向に動きが発生し、加速度

ジャイロ共に測定値が現れるので、誤解が多いと思います

                                                               センサー選択に戻る

 

テキスト ボックス: 4. 照度センサーユニット

 

照度センサーは、何Luxの明るさ?を測定するセンサーです。半導体の光センサーの場合、特に赤外線を強く検出する傾向が有る為、このセンサーでは

2つの光センサーで光全体と赤外線を測定し、光全体から人間が見えない赤外線を差し引く処理を行い、可視光に近い照度を測定しています。

満月の夜で0.2Lux、町の街灯の下で100Lux、茶の間で200LuxTV局のスタジオで1,000Lux,野球のナイター照明が2,000Luxだそうです。

センサーは、蓄積時間が長い程、暗闇の感度が上がります。逆に明るい場所では蓄積時間を短くして使用します。

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 測定レンジ 0.1~40,000Lux 分解能:16Bit リジェクト周波数 50,60Hz 光蓄積時間 13.7、101、402mS 消費電流 30mA 通信速度 Hi-Speed/ standard
テキスト ボックス:
テキスト ボックス: 労働安全衛生規則 粗な作業 70Lux以上 普通の作業 150Lux以上 精密な作業 300Lux以上 JIS-Z9110(工場の照度基準) 出入口・通路・洗面所 75~150Lux 電気室や梱包作業場 150~300Lux 制御室や組立・検査・試験場 300~750Lux 設計室や化学工場での分析場 750Lux~1500Lux

 

照度を改善する事で、作業ミスの改善等の報告も有ります。また、無人状態での蛍光灯等切り忘れ検出等、様々利用方法が考えられます。

                                                               センサー選択に戻る

テキスト ボックス: 5. カラーセンサーユニット

 

カラーセンサーは、R()G(緑)、B(青)の三原色に、C(透明(明るさ))を加えた4色で色を判断します。

残念ながらセンサーには、レンズ等の光学系の部品・装置を付加していない為、検出距離は、1cm以内迄接近させないと正確な検出はできません。

また、反射色を検出できる十分な光源準備と外来光等の影響の為、色が正確に測定できない場合がありますので、外来光を遮断する等を行う必要が有ります。

色合いの調整は、光蓄積時間とゲインの調整で行う事が可能です。

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 各ピーク検出波長 青:465、緑:525、赤:615 nm 各 分解能:16Bit 光蓄積時間設定 1~256 STEP (2.4~106mS) 各色 ゲイン設定 ×4、×16、×60 各色 消費電流 31mA 通信速度 Hi-Speed/ standard
テキスト ボックス:

 

本カラーセンサーには、光学系が付加しておりません。安価で様々な倍率のアクリルレンズが市販されています。測定対象物との距離を検討の上最適なレンズをご使用下さい。

                                                               センサー選択に戻る

テキスト ボックス: 6. 放射温度センサーユニット

 

放射温度センサーは、物体から放出される赤外線から温度を非接触で測定します。

残念ながらセンサーには、レンズ等の光学系の部品・装置を付加していない為、検出距離は、数1cm以内迄接近させないと正確な検出はできません。

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 測定温度 -70℃~+380℃ 分解能:17Bit 測定誤差 0.5℃ (0~-50℃) 最小測定単位 0.02℃ 消費電流 30mA 通信速度 Standard
テキスト ボックス:

 

 

本センサーには、光学系が付加しておりません。安価で様々な倍率のアクリルレンズが市販されています。測定対象物との距離を検討の上最適なレンズをご使用下さい。

 

                                                               センサー選択に戻る

 

テキスト ボックス: 7.CO2,Vocセンサーユニット(温湿度補正無し)

 

 

Co2Voc(揮発性有機化合物)センサーは、Co2は、二酸化炭素ですが、Vocとは、常温、常圧で気化しやすい有機化合物で、ホルムアルデヒドや

ベンゼントルエンアセトン、キシレントリクロロエチレンテトラクロロエチレンジクロロエタン等、他にも様々な物が有ります。

このセンサーは、揮発性有機化合物の総量のみを測定し、物質別の量は測定できません、これらでシックハウス症候群、化学物質過敏症等の症例や

大気汚染防止法による、モニタリング、公表、指定物質の排出抑制基準などが規定されています。

 

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 CO2 400ppm~8160ppm Voc 0ppb ~ 1187ppb 温湿度補正 なし 固定値 エージング時間 48時間 導入時のみ コンデショニング時間 20分 測定開始後安定時間 消費電流 95mA 通信速度 Hi-Speed/ standard

テキスト ボックス:

Co2濃度

 

360~400ppm

自然大気濃度

1000ppm

建築物環境衛生基準値

3000ppm

眠気、集中力欠如等

5000ppm

労働衛生上の基準

5000

目まい、倦怠感等

 

 

 このセンサーでは、導入時に48時間のエージング時間、測定開始前20分のコンデショニング時間が必要です。これは、センサー内部でヒーターを用いて気化

させる等の処理を行っている為で、他のセンサーに比較して消費電流も95mAと約3台分の電力を消費します。

                                                               センサー選択に戻る

 

テキスト ボックス: 8.CO2,Vocセンサーユニット(温湿度補正有り)

 

 Co2Vocセンサーの温湿度補正の為、センサーユニット内に、Co2,Vocセンサーと温度・湿度センサーの2つのセンサーが入っています。

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 CO2 400ppm~8160ppm Voc 0ppb ~ 1187ppb 温湿度補正 有り エージング時間 48時間 導入時のみ コンデショニング時間 20分 測定開始後安定時間 消費電流 95mA 通信速度 Hi-Speed/ standard 温度、湿度で測定データを補正することで測定精度が高まります。

他の機能は、同様です。

テキスト ボックス:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温湿度補正を行う事で、精度及びレスポンスも改善が見られます。センサー内部でヒーターを使用している為、消費電湯が増加している為このセンサーの8台接続はできませんので、ご容赦下さい。

                                                               センサー選択に戻る

テキスト ボックス: 9.K型熱電対センサーユニット

 

 

測定対象物に直接接触させて温度測定を行いますので、非常に正確に温度測定が可能です。熱電対を用いる事で測定範囲が-200℃~+1350℃の温度を

±1.5℃の誤差で測定可能です(熱電対の精度含まず)コールドジャンクションの補正温度計測も内臓しています。

熱電対の取付けは、業界標準のOMEGAのミニチュアコネクタを採用し、測定温度に合わせて市販の熱電対を自由に選択可能です。

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 熱電対 Type-K 測定温度 -200℃~+1350℃ 精度 ±1.5℃ 熱電対の精度含まず 分解能 0.0625℃ 320mS/S 時 サンプリング時間 5/20/80/320mS 消費電流 30mA 通信速度 standard
テキスト ボックス:
テキスト ボックス:

 

このセンサーはサンプリング時間、5/20/80/320Sに対応して分解能が12/14/16/18Bitと変化します。必要精度に合わせてご使用下さい。

                                                               センサー選択に戻る

 

テキスト ボックス: 10.DIO ユニット

 

 DC24V4点コモンでの電圧入力が8点、4点コモンでのトランジスタ出力が8点で、入力8点、出力8点のDIO(デジタル入出力)ユニットです。

入力、出力共にフォトカップラでアイソレーションを行っています。又、入出力確認用のLEDも実装されています。

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 電圧入力 DC24V/8点 入力抵抗4.7k Tr出力 DC24V/8点 許容電流35mA/ch コモン -コモン 4点毎にコモン 消費電流 120mA 通信速度 Hi-Speed/ standard

 

テキスト ボックス: 接続端子割当  

テキスト ボックス: 出力5~8 -コモン 出 力 8 出 力 7 出 力 6 出 力 5 出力1~4-コモン 出 力 4 出 力 3 出 力 2 出 力 1
テキスト ボックス: 入力5~8 -コモン 入 力 8 入 力 7 入 力 6 入 力 5 入力1~4-コモン 入 力 4 入 力 3 入 力 2 入 力 1
テキスト ボックス: 出力回路
テキスト ボックス: 入力回路
テキスト ボックス: 電圧入力部、トランジスタ出力部の回路図です。4点毎に共通の-コモンです。 24V電圧入力は、4.7KΩと1kΩで分圧された電圧がフォトカップラに入力しています。 フォトカップラの逆電圧の耐圧が5Vの部品を選択していますので、仮に+と-を逆接続しても、分圧を行っているので、フォトカップラに印加される逆電圧は4.2Vで、フォトカップラの規格内で、フォトカップラが故障しない設計です。 24Vトランジスタ出力は、耐圧55V/150mA/Chのフォトカップラを使用しています。回路保護の為、コモンに通電155mA、トリップ電流350mAのポリレジスタを使用しています。4CH全てがオンの場合、155mA以下とする為、35mA/Chとしています。 数チャンネルしか使用しない場合は、仕様以上の電流を流しても動作しますが、仕様内で、ご使用下さい。 DC24Vの4点コモンでの電圧入力が8点、4点コモンでのトランジスタ出力が8点で、入力8点、出力8点のDIO(デジタル入出力)ユニットです。
テキスト ボックス:
テキスト ボックス:

 

 

                                                               センサー選択に戻る

 

テキスト ボックス: 11.超高感度加速度センサーユニット

 

超高感度加速度センサーは、低ノイズ、低ドリフト、20Bit分解能の加速度センサーで、XYZ軸を測定する加速度センサーです。

このセンサーは、センサーをテーブルの上に置き、人間の話声でのテーブル振動を測定できる程の高感度のセンサーです。

加速度ジャイロセンサーユニットと比較しても、ノイズレートは1/12、温度精度は倍以上、温度ドリフトは1/20の性能です。

テキスト ボックス:
テキスト ボックス: 項目 備考 加速度 ± 2G/4G/8G 分解能:20Bit バンド幅 1KHz ノイズレート 25μG/√Hz 温度精度 0.01%/℃ 温度ドリフト 150μG/℃ 消費電流 22mA 通信速度 Hi-Speed/ standard

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

性能比較

加速度・ジャイロセンサーと超高感度センサーでの性能比較の実施例です。無振テーブル上では無く、一般の作業机の上での実験です。

テキスト ボックス: この波形は、この資料を作成する為に、スクリーンショットを取るキー操作 [CTRL]+「ALT」+「PrtSc」 の「PrtSC」キーを押した振動が、机に伝わり、振動センサーが検知した波形です。 サンプリング速度10mSで、0.06G(0.588m/S2)なので10mSに29μmの机の振動が生。

 

 

 

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テキスト ボックス: 12.サーモグラフィ

 

サーモグラフィは、2次元で、温度分布が解る画期的なセンサーですが、解像度が上がれば上がる程、そのデータ量は膨大になり、定点観測(測定)には

データ量の点から決してコストコストパフォーマンスが良いセンサーとは言えません。この課題を解決する為8×8ピクセル(64ピクセル)でデータを

収集し、そのデータをバイリニア補間法で、32×32ピクセル(1024ピクセル)に補間演算を行う方法を実現する事で、少ない生データで2次元の

テキスト ボックス: 仕様 項目 備考 画素数 64(8×8) 補正演算で32×32ピクセル 測定温度 0~80℃ 精度 ±2.5℃ 視野角 X.Y 各60° 検出距離 7m 750mm×250mmを対象 消費電流 36mA 通信速度 Hi-Speed/ standard 温度監視を可能としました。

テキスト ボックス:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モーターを用いた実験例

テキスト ボックス: 左図は、モーターの正面より、発熱と熱伝導を知る為32×32ピクセルに補間して測定した画像です。 画像より、フランジの左側から発熱が始まり、その後フランジ 全体に熱伝導しているのが、解ります。 また、中心のシャフトでは、発熱や熱伝導が無い事が解ります。
右矢印​​: 時間

 

 

 

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